第7回日本食育学会学術大会の開催にあたって
第7回日本食育学会学術大会を、2019年6月8日(土)、9日(日)、公立大学法人福岡女子大学において開催させていただきます。食育や食環境づくり等、食に関わっておられる多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日本食育学会は、食育に関する基礎的ならびに実践的研究を推進し、食料の生産と消費、食生活改善、疾病予防、食文化の継承、食品の安全性確保と消費者の理解を高めるための食育活動の展開を図り、国民に正しい食生活を示して、わが国の食環境の整備と向上に資することを目的に、学際的な連携と産官学共同の研究および啓発活動に努めております。
第7回大会は「健康寿命を支える食環境と食育」をテーマに、全国の学会員と保健・医療・福祉・教育分野をはじめ産業・行政・地域において食育の企画運営・実践・研究に従事しておられる食・栄養関連事業者、教育者、医療従事者、また料理や食品・食物の提供に関わっておられる皆様をお迎えし、健康な食事や食環境を整備することの意義や健康な食事をツールとした食育の効果に関する最新の情報提供と、意見交換を行う場を提供させていただきます。
この度の学術大会では、「スマートミール(健康な食事・食環境)」認証制度開始から1周年を迎えるにあたり、コンソーシアム代表の武見ゆかり先生(日本栄養改善学会理事長)にシンポジウムの基調講演を、健康経営研究会理事長岡田邦夫先生と消費者庁企画官河野美穂氏に特別講演をお願いし、シンポジウムを市民公開講座として開催、産官学各分野の第一線でご活躍の先生方から有意義な話題をご提供いただきます。また、6月8日午後から示説掲示と企業展示を行い情報の共有化を図り、研究交流(懇親)会後に自由集会の時間を設け、情報や意見を交換していただければと考えております。さらに、6月9日には、口頭発表の会場近くに相談コーナーを設け、相談員が食育に関わる実践活動の企画・報告書や論文作成の悩みやお困り事等を伺い、課題解決のお手伝いをさせていただく予定です。
今後の「食育」のあり方、また「健康な食事・食環境」について皆様とともに考える機会になれば幸甚です。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
2018年10月吉日
第7回日本食育学会学術大会 会頭 早渕 仁美公立大学法人福岡女子大学 名誉教授
国立大学法人奈良女子大学 特任教授
公益財団法人福岡アジア都市研究所 グランドフェロー